もっといろんな景色を

日記、将来のこと、勉強、仕事など。気ままに書いてます。

バスガイド時代に修学旅行にお供させて頂いた思い出。

今週のお題「修学旅行の思い出」という事で、エントリーしてみます。

修学旅行と言えば、私にとっては自分の修学旅行よりも、バスガイドとしてお供させて頂いたことの方が思い出されます。

 

(以下は、私の勤務していた会社をベースにした話です。会社により、状況は違うかもしれません。)


バスガイドの準備は、実は沢山あります。

基本的に若いころほど、沢山の準備や勉強をします。

 

毎日いろいろな方といろいろなところへ、いろいろな目的でする旅のお供。

「一生に一度」で「一期一会」です。

ひとつひとつが大切なご旅行なので、会っている皆様に集中できるように、

会話の引き出しがひとつでも増えるように、

歴史やローカルネタ、おもしろネタなどを蓄えます。

もちろん、失敗や力不足を実感したりすることも沢山ありますが・・・。(そりゃあもう…)

けれど、本当に何もしなければおもてなしどころか公開処刑にあうのは自分。

準備が甘くて良いお供が出来ないのが申し訳なくて悔しくて、睡眠不足を削って勉強というのは、私だけでなく身近によくある話でした。

(まぁ、勉強してなくてもうまくいくタイプの人も居たりしますが、私は違った。てか、そういう人が勉強したらまじで最高なガイドになれると思う。)

 

バスガイド業務にも慣れてきた、2年目くらい~修学旅行のお供が解禁されます。

(注:バスガイドの乗務範囲は、レベルが上がると解禁されるダンジョンのように、年々広がります。)

もちろん、先輩に教えていただかなくては、とても臨めません。

基本の歴史から始まり、

先輩秘伝のスケッチブックをほぼ複製させてもらい

(スケッチブックには、歴史やご当地ネタ、歌詞などが盛り込まれ、複数冊に及びます)、

下車誘導のポイントやルートのパターン予習(具体的な誘導箇所やルートは、当日先生方や添乗員の指示に従います)、

最近の小学生に対する接遇の心構え、

歌やゲームのレクチャー・練習etc.・・・

思い返してみても、修学旅行の準備は特に入念でしたし、会社もその為に前々から乗務予定を教えてくれました(普段は前日にしか乗務予定が確定しません)。

大切な修学旅行にお供させて頂ける喜びと誇りと不安と緊張など…

自己満足かもしれませんが、「これだけやった」と思えるまで準備して、当日は生徒さんに集中できる状態まで持っていく必要性を感じていました。

 

乗務当日。

学校へ配車して、保護者の皆様に「いってきます!」と挨拶して、出発した後の車内の様子。

普段よりも早起きだったからなのか少し眠たそうな子もいれば、わくわくドキドキがにじみだしている子もいます。いずれにしても、小学生を取り巻く"非日常"の空気。

 

車内では、主に生徒さんが小学校で準備してきた発表やゲームなどが進行されます。その間バスガイドは、出しゃばりすぎないように配慮しつつ、ゲームに参加するかなども先生のご意向を確認しつつ、生徒さんの進行がスムースに行くように、補佐に努めます。

生徒さんが準備に費やした時間やエネルギーを感じると、身が引き締まる思いも当然ありますし、小学校6年生は思っていたよりも「やるときはやる」年齢なのだと感じます。さすが修学旅行生というか、しっかりしている一面もあるんですね。親御さんと離れて旅行するという非日常は、生徒さんのそういった大人な一面を発掘するという作用があるのかもしれません。ただ、やっぱり教育がないとああはいかないでしょうから、当たり前ですけれど、教育って基本的なところで大切なんですね。

 

生徒さんと関われるのは、車内と下車誘導時なので、車内で名前を一生懸命覚えます。で、下車誘導時に役立てます。あとは、バス乗降時に出来るだけ声かけをします。

 

生徒さんが、バスに戻ってきたときや目的地での様子は、見ているだけで楽しいです。教科書やネットでしか見たことのなかったもの、先生や家族に聞いたこと、生き物、景色、変わったお土産。

彼らの見る景色が色鮮やかなのは、見ていて喜びを感じます。

 

そういえば、お土産に木刀や「○○のふん」系のお菓子は、近年も健在みたいです(笑)現役ガイドが教えてくれました。

 

2日目の午後位から、みんなけっこう疲れがでてきます。

帰路の休憩地では、実感があまりないようですが、高速道路をおりたあたりから「帰ってきた実感」を感じ始める生徒さんが多いように思いました。

 

ある時、歌を歌う約束を1日目にしたけれど時間が足りなくて歌えず、最後の挨拶の際に歌う時間を頂戴しました。

歌っているとみんな泣き始めてしまい、私まで帰りたくなくなりました。

みんな笑顔で帰ろうと話し、笑顔で見送りましたが、心にのこっている思い出です。

 

全ての学校ではありませんが、後日、学校から乗務員宛てに、生徒さんが書いてくれたお手紙や感謝状が届きます。

授業やホームルームの一環だとは推測していますが、とても嬉しく、今でも大切な宝物です。


返信用の葉書を同封して下さった学校で、1校だけ、行き違いと諸事情が重なり返信出来ませんでした。今でも申し訳なく思っています。



書き始めたらとりとめもなく長くなってしまいました。

修学旅行は本当に大変ですし、小学生の生徒さんが大人になった時に乗務員のことまで覚えてないでしょう。

けれど、乗務員冥利に尽きるお仕事でもありました。「お供出来て、ご案内出来て良かった」と、生徒さん・先生のお顔を見て、喜びを感じることが多かったです。

思い出が沢山あります。


今まさに、修学旅行の季節です。初めて乗務するバスガイドさん、頑張ってください!応援しています。



こちらからは以上です。(これ、言ってみたかった)

ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

乱文失礼いたしました。